最大の欠点が改善!FAXをメールで無料受信するD-FAX

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http://www.d-fax.ne.jp/

無料で、メールでファックス受信ができるサービスと言えば、D-FAXです。
2000年と古くからあるので、無料ファックスと言えばD-FAXと、現在でも強い存在感があります。

インターネットFAXの一般的なメリットの他に、どんな特徴があるのか見ていきましょう。

■ 特徴的なメリットは?

利用料金が無料!(登録費用のみ)

受信が無料のサービスは他にもありますが、月額の基本料金などがかかるのが普通です。
D-FAXは最初の登録手数料2,500円(税抜き)だけで、後は費用がかからないのが最大のメリットでしょう。

■ デメリットは?

送信ができない

D-FAXは受信のみのサービスなので、当たり前ですが送信はできません。もともとそういったサービスなのでデメリットは言い過ぎかもしれませんが、送信できるサービスが増えているのは事実です。

送信側が料金を負担するシステム

利益はどこから生まれるのかというと、送信する相手の通信料です。一回ファックスを送るのに50円以上かかってしまいます。緊急時に受信するだけならいいかもしれませんが、定期的にやりとりする場合は相手の負担が大きくなってしまいますね。当然、仕事などには向かないでしょう。

勝手に解約されてしまう

3ヶ月間受信がないと解約になってしまうことも。再開するには、また登録手数料が必要になるんです。未利用解約防止機能が、年間1,000円(税抜き)で利用できます。

送られてくる添付ファイルがTIFF形式

メールに画像として添付されるわけですが、このファイル形式がTIFFになっています。JPEGやPDFではなく、TIFFです。パソコンなら問題なく開けますが、スマホではそのまま開けない場合もありますし、携帯電話の場合はもっと難しいです。これもオプションでPDF変換機能が年間1,000円(税抜き)で利用できます。

020から始まる見慣れない番号

一般的ではない番号になるので、ちょっと怪しいと感じる人もいるかもしれません。名刺などに入れるのはためらう人が多そうです。この番号は、次の最大の欠点とも関係してきます。

■ 最大の欠点が無くなった?

中でも一番のデメリットは、「020にFAXを送信できない番号が多い」ということでした。

会社の内線からは、020から始まる番号に対して発信できないように機器を設定している場合もあります。G3FAXのみの対応なので、G4FAX(ISDNやFネット)からも送信できません。コンビニのFAXからも送信できない場合があります。(クロネコ@FAXからの送信は可能)また、ひかり電話などのIP電話からも受信できませんでしたが、現在はほとんどの加入電話回線から利用が可能になっています。

NTT東西のひかり電話、KDDIの0ABJ-IP電話、J:COMのJ:COM PHONEプラスとの接続が開始したことで、一般家庭で利用するにはほぼ問題がない状況まで改善されてきています。

ただ、最大のメリットだった無料というポイントが、登録手数料がかかるようになったことで消えてしまったのも事実。あまり使わない人は、自動解約を防ぐために年間1,000円を払う必要もありますね。

■ D-FAXはどんな人におすすめ?

受信のみで、月に数枚。相手とも仲が良くて、送信料の負担を納得してくれるような、個人的な利用の場合におすすめです。

こちらからも送信したい、もっとたくさん受信するという方は、他のインターネットFAXも検討する必要がありそうです。